DATE: 2018.08.10
最近よく耳にする発達障害という言葉。
大人が手を焼く子どもをまるで病気のように扱おうとする現状とその背景について考えてみたい。
発達障害とは、一般的に脳機能の発達のかたよりによる障害だと言われています。得意・不得意の凸凹(でこぼこ)と、その人が過ごす環境や周囲の人とのかかわりのミスマッチから、社会生活に困難が発生します。発達障害は外見からは分かりにくく、その症状や困りごとは十人十色。
そのため、発達障害の特性を「自分勝手」「わがまま」「困った子」などと捉えられ、「怠けている」「親の育て方が悪い」などと批判されることも少なくありません。
では逆に、それ以外の人をなんと呼んでいるかご存知でしょうか?
なんと「定型発達」と呼ばれているのです!笑
社会の規範や周囲の人間関係に自分の世界観を同調させられる人は「まともな人間」とされ、枠組みの中で発達していきます。言ってみれば、教育する上で管理しやすい人を定型発達と呼んで画一化しているのです。
勘のいい方はお気づきかもしれませんが、発達障害とは「定型“外”発達」ってだけだって事です。「定型発達」と「定型“外”発達」をしてきた人では育って来た環境、世界観が違うから当然ミスマッチが起こる。そして、少数派の「定型“外”発達」は変人扱いされ、肩身の狭い想いを強いられる。問題は人ではなく、定型という名の“常識”なのではないでしょうか??
アメリカやヨーロッパなどの先進国の中でも、日本の発達障害の割合は日本がダントツでトップだと言われています。これは日本の定型という名の“常識の範囲”ががとても狭いことを表しています。特に教育。画一化された教育態度、ひたすらにドリルを繰り返すような旧世代の教育のおかげで、自ら考え、問題を解決していこうとする創造性は幼少期から奪われ、定型に馴染めない子供は「発達障害」というレッテルを貼られ、社会的存在価値の喪失を経験してしまう。いじめや引きこもりの原因です。
それに引き換え、次世代的で世界一学力の高いフィンランドの学校は、服装、髪型、携帯の持ち込みなどはすべて自由。授業中にあっても席につかず、クッションに寝そべったり、それぞれのスタイルで勉強することができます。個性が認められ、尊敬される社会的風土があるために、定型“内”におさまることができる。
その上で、定型“外”発達をしていくものは“ギフト”と呼ばれ、天才として特別な環境を与えられるのです。
これからの未来は子供達にある!NCU-次世代型コミュニティ大学では、フィンランドのように、子供たちの可能性を引き出し、導くための研究室として、“NCU-エデュケーションLABO”を設立します。ホームスクーリング、サドベリー教育など次世代型の教育方法をメンバーで共有し、研究するだけでなく、子供たちと共に学び、導くことができる大人を育てるためのラボです。
研究室と言っても堅苦しいものではなく、子育てで悩むパパやママが楽しく子育てできるようになるためのコミュニティです。僕自身、親からは「子供の仕事は遊ぶことだ!外に行って友達作って遊んでこい!」と言われ育ってきた定型“外”発達の標本(それ、本当に子供のため? 勉強すると怒られた元ヒッピーの子育て論→ https://liginc.co.jp/359211
)であり、3児の父として参加しますので、一緒に学んでいきたい!という方はNCU-次世代型コミュニティ大学へ入学し“NCU-エデュケーションLABO”のメンバーに入っていただけたら嬉しいです。未来社会のために、そして子供達のために。
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