DATE: 2018.10.12

特別公開!NCU-次世代型コミュニティ大学9月のメイン議題“次世代型のコミュニティリーダー像”まとめ

NCU-次世代型コミュニティ大学が開講して2ヶ月が経ちました。日本中の色々なコミュニティ実践者の生の声を集約するのはとても意義深く、ワクワクしています!今回はそんなNCUの中身を特別にチラ見せ!

9月のメイン議題として『次世代型のコミュニティリーダー』について考察していきました。都市型コミュニティ、シェアハウス、エコビレッジなど様々なコミュニティの代表が自身の体験からこれからのリーダー像を考えてもらったのですが、結論から言うとほとんどの代表が《リーダー不在論》を唱えたのが印象的でした。

 

 

Pyramid system of the deadー死者のピラミッドシステム


最近では『弱いリーダー』が最強だと言う風潮が高まってきていますが、それは未来に対して“予測不能な状態-VUCA”であると言う現代の主張と関係しているようです。テクノロジーの進化やグローバル化の進展に伴い、生活様式や働き方、「こう生きるべきだ」的な指針が常に更新し続ける。さらには地震や台風など激増する自然災害に対するサバイブ能力など、ひとりのリーダーに裁量を委ねる事が“危険-リスク”だとする現代の風潮と、暮らしをベースとした次世代型コミュニティリーダーの答えがシンクロしている事は興味深いものです。

ではなぜ、次世代型コミュニティの代表たちは《リーダー不在論》を唱えたのでしょうか?各コミュニティの代表のコラムを読み解くに、「黙って俺について来い!」的リーダーシップでは、仲間は徐々に離れていくか、あらゆる事に対してリーダーが責任を求められ孤立するような苦い体験していました。

イルカビレッジ代表の佐野教授はこれを『Pyramid system of the deadー死者のピラミッドシステム』と呼んでいました。自ら考え、決断することを恐れ、非主体的になった生きる屍(ゾンビ)達は、最初はリーダーの指示に従順に従いますが、同調圧力によって発生する「正しさ」を武器に、ちゃんとした指示や失敗しない命令を欲しがるようになる。それを鎮める事に終始し始めるリーダー。そして徐々に精神的にも肉体的にも追い詰められていく……。ビジネスの世界で語られる悲劇は、コミュニティの世界でも起こる事なのです。

次世代型コミュニティのリーダー像とは?  


そしてそんな経験者たちの行き着いた答えが、次世代型コミュニティのリーダー像は『リーダーを置かない』もしくは『弱いリーダー』であるコト。これは『何もしない・できないリーダー』と言うコトではありません。自分にできない部分ー弱さを隠さず見せることで《依存し合う関係性を築く能力》のコトです。もう少し掘り下げると《正直さや誠実さ、仲間の強みをひきだす力、主体性を与える力》が必要というコト。ここまではコミュニティマネージャーにも必要な能力ですが、リーダーはさらに高度な技術を求められます。

みなさんはどう考えるでしょう?決断力?行動力?あるに越したコトはありませんが、次世代型コミュニティのリーダーはなにより《ストーリーを語る能力》を求められるようになると僕は感じています。活発なコミュニティをよーく観察するとストーリーが至る所で語られています。『僕らはどこに向かっているのか?なぜこの問題が起こっているのか?仲間たちを褒めたたたう武勇伝、コミュニティで起こった感動の体験などなど』コミュニティの存在意義やビジョン、仲間たちの存在価値や“学び”を雄弁と語る能力を持った人が次世代型のリーダーになる。そして、素晴らしいリーダーは“生き方そのもの”でストーリーを語るのです。

さて、NCU-次世代型コミュニティ大学10月のメイン議題は「仲間集め」この議題を中心に各コミュニティのリアルに迫っていきたいと思います!

 

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