DATE: 2018.07.23

トランジションタウン藤野の未来を語る男

多様な未来を目指す人々が集まるまち”藤野“のこれから 藤野倶楽部ー高橋 靖典

旧藤野町は、高尾山の西側、山梨県境にある9000人の中山間地域。東京都新宿区から電車でも車でも、1時間程度で到着できる里山ですが、様々な持続可能な社会を目指す活動が盛んで、新しい暮らしが学べ、感じられるまち。

急峻な地勢や農業の担い手の高齢化などから農林地の荒廃が著しく、再生は大きな課題となっていましたが約30年前から進めてきた、「ふるさと芸術むら」の取り組みで田舎暮らしの希望者、芸術家や職人の移住、新規就農者も年々増加してきました。

また、永続可能な農業を元に、人と自然が共に豊かになるような関係を築いていくためのデザイン手法を教える拠点、パーマカルチャーセンタージャパンが、1996年に設立。「自由への教育」「芸術としての教育」を標榜するシュタイナー学園が、2005年に開校。市民の創意と工夫、および地域の資源を最大限に活用しながら脱石油型社会を目指すトランジション活動から始まった藤野地域通貨よろづ屋や、藤野電力などの活動団体もこの地域で始まりました。その他にも地域内での様々な人、コミュニティが立ち上げていく活動や動きは、世界的にも注目されています。

魅力的な人が人を惹きつけ、また人を呼ぶという流れが出来ています。そんな藤野の動きから見えていること、可能性のある未来について考えていきましょう。

今回のキャンパスである藤野倶楽部は有機無農薬の農園や茶畑を持ち、農園レストラン「百笑の台所」、イベントの拠点「結びの家」、古民家「無形の家」、テニスコートやバーベキュー場なども運営しています。隔週で開催されているビオ市/野菜市は多くの人々の交流の場となっています。

藤野倶楽部 :http://fujinoclub.co.jp/
高橋 靖典 :https://www.facebook.com/faust.takahashi
次世代型コミュニティ大学コラム :『重層のコミュニティ藤野より-家族と群れと共同体-』

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