DATE: 2018.06.29

「世界平和」を味わうために、描かない漫画家へ

ルールもリーダーもいない“お好きにどうぞ” SAIHATEー工藤シンク

熊本県の田舎で、今までの常識をひっくり返すかもしれない壮大な社会実験が実施されていることを知っているだろうか?

『三角エコビレッジSAIHATE』

今や最先端な田舎暮らしとして多くの若者に支持されているサイハテ村は、2011年11月に開村後、ルールもリーダーもいない「お好きにどうぞ」という斬新なコンセプトを掲げ、ビジネスマンから大学生、アーティストやエンジニア、議員にヒッピーと多種多様な個性が集い、1万坪という広大なフィールドをキャンバスにそれぞれが自由と責任のもと現代版「楽園」を描いている。

その言い出しっぺがあの、工藤シンクだ。

かの有名は「鷹の爪団」を生み出した創業メンバーであり、独特な世界観で描く漫画には今でも熱烈なファンがいるが、そんな工藤シンクが住むサイハテ村の存在こそが彼を「描かない漫画家」へと進化させた。

「オレの仕事は、どうでもいいってコトを表現することなんだ。常識、思想、生き方、みんなそれぞれ持って生きてっけど、正直どうでもいい。たまに無責任だって言われたりするけど、オレはそんなみんながで描くサイハテ村を愛してるし、サイコーにカッコいいと思ってる。責任感の塊みたいなモンさ。」

サイハテ村は関わる人すべてが登場人物であり、描き手であればいい。
そう語る描かない漫画家はサイハテ村を通して平和な世界を描いていく。

三角エコビレッジSAIHATE:http://village.saihate.com/
工藤シンク:https://www.facebook.com/saihate
次世代型コミュニティ大学コラム『お好きにどうぞー野生の人間論』

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